海外年金相談センターのウェブサイトに、国民年金はWEPの適用外と決定という素晴らしいニュースが載っています。
WEP(棚ぼた防止規定)というのがあって、日本の年金とアメリカのソーシャルセキュリティー(SS)を両方受給すると、これまで不適当な減額がされるケースがありました。
厚生年金はWEPの対象となりますが、国民年金はWEPの対象外となるはずなのに、国民年金もWEP対象とされていることで、減額が多くなってしまっていたのです。
具体的には、SSの減額は、アメリカでSS納付が20年以下の場合、
①月$512( https://www.ssa.gov/benefits/retirement/planner/wep.html )、又は
②WEP適用年金の半額、
のいずれか少ない方(Social Security Act 215, 215(a)(7))、です。
Coasting Catの場合、リタイアまでにアメリカで働くのは20年間以下となる見込みで、WEP適用年金が厚生年金だけであればSSの減額は月5000円程度ですみますが、WEP適用年金に国民年金も含まれるとSSの減額は月35000円ぐらいになる計算でした。
現在は、SSと国民年金の両方を払っていますが、もし国民年金もWEP対象となる誤運用が継続されるなら、国民年金を払うのをやめようかと検討していました。
しかし、今回の朗報で、国民年金を払い続けても減額が増えてしまう心配がなくなりそうなので、国民年金を払い続けることにしました。
まとめ
海外年金相談センターの市川さんのご尽力に敬意を表します。
一庶民にとって、不当な追加減額は本当にインパクトが大きいので、今までモヤモヤしながら、動向をうかがっていましたが、今回ご尽力の成果が形となり、本当にありがたく、うれしいです。