アメリカで節約生活【完全版】

アメリカで節約生活

インフレに対抗すべく、アメリカ生活で節約するためのポイントを、順不同でリストアップしています。

自転車を使う

ガソリン不要、メンテ代も安い、健康効果も期待できる、といいことしかありません。交通事故だけは注意要。

アメリカでは自転車は街中では少数派なので、店の目の前にある木に自転車をくっつけてロックしても、怒られたことはありません。

タックスリターンは自分でやる

複雑な状況がある場合は専門家に依頼したほうがよいかもしれませんが、そうでなければ、ターボタックス(Turbotax)などを使えば自分でできます。

ターボタックスの質問に答えていけば書類は完成するし、ターボタックスのQ&AやIRSのサイトの情報が充実しているので、たいていの疑問は解消できます。

一定の条件を満たす場合は、日本資産の報告義務があるので、忘れないようにしましょう。

医療費請求書や銀行口座などの書類・オンライン情報に目を光らせる

日ごろから重要書類の内容はしっかり確認するようにしておくことで、何らかの手違いがあったときに、素早く修正依頼をして、損をしないようにできます。アメリカで、決してよいクオリティとはいえないサービスを受けるとき、基本的に「相手がミスするかもしれない」ぐらいの心づもりでいたほうがよいです。

食費を節約するためのポイント(別記事にて詳述)

① 自炊する  ② 作り置きしない ③ 日本製のおなじみの食品でなくても使えるものを使う ④ リドル(Lidl)で買う ⑤ コストコCostco)は要注意 ⑥ 旬のセール野菜を買う ⑦ 肉に関する節約  ⑧ 旦那に料理させない ⑨ 水を買わない ⑩ ウェグマンズ(Wegmans)のパスタとパスタソースを常備 ⑪ ブロッコリを常備 ⑫ 米の値段をチェックする ⑬ おやつに冷凍バナナ

セールに惑わされない

アメリカでは、祝日のたびに割引セールがあちこちで行われていて、ブラックフライデーサイバーマンデーもあり、誘惑がいっぱいです。

「本当にほしいものを買う場合」や「買い物が趣味」なら、セールで買うのはいいですが、それ以外の場合は、「セールに惑わされている」状態です。 セールという誘惑の攻勢をうまくかわすのに、手っ取り早く即効性があるのは、DM(ダイレクトメール)を解除(unsubscribe)することです。これは、本当に効果があるのでおすすめです。

逆に、家具や家電など値の張るものを買うときは、セールで買うと節約効果が大きいので、次の祝日がいつかを確認して、「計画的に」祝日セールをねらいましょう。

中古車を買う

節約志向の観点からは、車をローンで買うのは避けたいです。そして、「新車」や「1-2年落ちの中古車」は、値段も張るので、「3-5年落ちの中古車」を買うのがおすすめです。あまり古い中古車だと、逆にメンテナンス代が高くつくのでおすすめしません。

サプリや薬はジェネリックも取り入れる

店頭でビタミン剤や市販薬(over-the-counter drugs、OTC医薬品)を買うとき、ジェネリックを買うと節約できます。 アメリカでは、ジェネリックのビタミン剤や市販薬が浸透していて、CVSWalmartなどのスーパーマーケットで簡単に買えるので、(自己責任で)利用しない手はないです。

図書館(public library)を利用する

オンラインで本をリクエストして、貸出可能(held)にステータスが変わったら、図書館に出向いて取り置き棚から本を自分でとり自分でチェックアウト(scan)するだけで、本を借りられます。

子どもが、学校からブックフェアのチラシやスカラスティック(Scholastic)のチラシをもらってくることがありますが、チラシに載っている人気本・新刊本のなかで子どもが気になった本を、すかさず公立図書館のサイトでリクエストすると、たいていは、すぐ借りられます。特に、小学校中高学年ぐらいになってくると、順番待ちなしか順番が比較的すぐまわってきて、スムーズに図書館から借りられます。

図書館で借りて読んでみて気に入ったときだけ、本を買えば十分ですし、そうすることで、本を買いすぎないので節約できます。

学用品セールを利用する

文房具は、7-8月の学用品セール(back to school sale)のときに買うとお買得です。品揃え・お得感の観点から、おすすめはターゲット(Target)の学用品セールです。

(1)免税日は待たずに早めに買う

8月の免税日(sales tax holiday)に買うと免税されますが、免税日は、学用品セール期間の最後のほうなので、免税日を狙うと一部商品が在庫切れしている場合があります。免税日を待たずに早めに買うのが吉です。

(2)学用品一括購入プランは使わない

学校のPTA主催による「学用品一括購入プラン」もあって、お金さえ払えば、新年度初日に指定の学用品一式が教室に届けられる、という便利なサービスもあります。学校から指定された学用品を買いに行く時間がない多忙な家にはありがたいサービスです。ただし、学用品一括購入プランは、ファンドレイジングの意味合いもあるので、金額は上乗せされている分、高額(例:$60)です。利用しないほうが節約にはなります。

(3)前年度の学用品を次年度に再利用する

学用品は年度終わりに返却されるので、次年度にまた使えるものは再利用します。シャーピーで科目名が書いてある場合でも、除光液(ダラーツリーで買えます)をつけて拭き取れば消せます。

子供服は古着を買い、使いたおす

以下のような理由から、子供服は古着を買って使い倒すのが節約になります。

① 服の消耗が激しいので、古着で十分。

② すぐ服を汚すので、ある程度の枚数が必要。

③ 成長して着られなくなる(size out)のが早い。

④ いろいろ買っても、お気に入りの洋服ばっかりヘビロテしがち。新品の服を買っても、ほとんど着ないということもある。

⑤ ウォルマートなどで激安の新品を買うよりも、綿100%の質のよい中古服を買ったほうが、着心地もいいし長持ちする。

そして、古着であっても、大切に補修して使い倒すのがポイントです。子供たちは、補修した服を着ているかどうかなんて、気にしていないです。

① ズボンやTシャツに穴が開いたら、縫って直す。

② ズボンの膝の穴が大きいときは、アイロンパッチを買ってきて、アイロンで補修する。

オキシクリーンを使う

洗濯をする際、オキシクリーン(OxiClean)を少量(大さじ1ぐらい)入れれば、洗濯洗剤は少量(大さじ半分ぐらい)で済み、節約できます。 また、上記のように古着を買ってきたときでも、オキシクリーンを入れて洗濯するので、除菌できて、安心です。

LEDライト(LED電球)にする

(1)電球(light bulbs)

もし、電球を交換することになったら、電球型蛍光灯(fluorescent light bulb)よりも、LED電球(LED light bulb)にすることを強くおすすめします。 今では、お店にいくとLED電球が主流になっていますので、すでにLED電球にされている方も多いと思います。

LED照明は、以下のメリットがあります。

① 明るい(Daylightタイプが特に明るい)

② 白熱電球や蛍光灯に比べて、圧倒的に節電になる

③ LED電球の寿命が長いため、電球自体の費用も節約になる

ところで、10年ぐらい前には、アメリカでLED電球がそれほど主流ではありませんでした。今では、スーパーやホームデポに電球を買いに行けば、LEDが主流。これって、ノーベル賞を受賞した中村修二さんら日本人研究者の方々による青色LEDの技術のおかげなんですよね。日本発の技術で、こんなに明るい照明が実現できて、しかも節約にもなるなんて、感激です。

(2)LEDリセスライト(ダウンライト)

そして、電球だけでなく、リセスライト(recessed light fixture;日本ではダウンライト)もLEDリセスライトがおすすめです。リセスライトは、天井に丸い穴をあけて、そこへ嵌め込む照明です。

先日、古いリセスライトの1つが寿命を迎えたのを機に、ダイニングルームの天井の6つのリセスライトを全てFeit ElectronicのLEDリセスライト(LED Retrofit Kit Recessed Light, 5/6″, White, 5000K)に交換しました。交換は、オレンジのコネクタにカチッと接続して、天井に嵌めるだけなので、簡単にできます。

LEDリセスライトをおすすめする理由は、以下です。

① とにかく明るい。

② 電気代が安い。

③ ライト自体長持ちするから滅多に交換しなくてよい。

④ 天井嵌め込み式なので、見た目がスマートであり、家を売るときにもセールスポイントの一つになる。

髪は自分でカットする

アメリカのヘアサロンって、①サービス(質)が悪いか、②料金が高いか、のどちらかです。腕のよい人気サロンは、値が張るので、節約の観点からは、却下です。

普通のサロンだと、シャンプーしてくれなくて霧吹きで水をかけて、適当にざくざく切って、終わったあとは髪の毛の破片が首回りにたくさんついている、というような状況です。

家で自分でカットすれば、上記問題は全て解消します。

「カットがうまくできるか?」ですが、慣れればできます。Coasting Catは家族全員の髪カットをしてます。

ショッピングバッグを切ってスポンジがわり

アメリカでは、ポリプロピレン製の不織布のショッピングバッグを、スーパーのオープニング記念やちょっとしたイベントでもらうことが多いですよね。これをハサミで10cm x 15cmぐらいに切った不織布片が、キッチンシンクの掃除やステンレスのフライパンを磨くのに使えます。

重曹(baking soda)をシンクに撒いて、少し濡らした不織布片でこすると、シンクがピカピカになります。是非やってみてください。

不織布片は、数回使ったら捨てればいいので衛生的です。不要な不織布バッグを有効活用しつつ、シンクの掃除用のスポンジが不要となり、節約になります。

いらないTシャツやタオルはカットしてウエス

① 使わなくなった服は、状態がよければ寄付するのもよいですが、そうでなければ、ハサミでカットして、掃除用のウエスとして使えます。

② 使い古したタオルも、小さくカットしてウエスとして使えます。タオルをカットする場合は、最初だけハサミで切れ込みを入れたら、あとは手で引きちぎるとよいです。全部ハサミでカットすると、小さい糸がボロボロ出てきてしまいますので。

以前ドキュメンタリー番組で見たのですが、アメリカで回収された古着は、Goodwillのアウトレットなどで二足三文で売られ、そこでも大半が売れ残ると、最終的にはアフリカなどへ輸出され、最終到達地でゴミ山になっていました。本当に状態のよい古着であれば寄付もよいでしょうが、基本的にはカットしてウエスとして使い切るほうが、地球にもやさしいのではないでしょうか。

シュレッダーは買わない

銀行から送られてくる明細など、そのまま捨てるわけにいかない書類はシュレッダーにかけたいですよね。

住んでいるエリアの自治体(カウンティ)が、定期的に、無料回収サービス(回収後、シュレッダーをかけてくれる)をしている場合があるので、調べてみてください。

そういったサービスが利用できれば、シュレッダーにかけたい書類をストックしておいて、適時、無料回収にもっていけばよいので、シュレッダーを買わなくて済みます。

スキャンアプリを活用する

ちょっとした書類をスキャンしてPDF化するだけなら、無料のスキャンアプリが使えます。特に仕事で使うというのでなければ、スキャンアプリを活用すれば、スキャナを買わなくてすみ、節約できます。おすすめはアドビスキャン(Adobe Scan)とマイクロソフトレンズ(Microsoft Lens)です。

ダラーツリー(1ドルショップ)を使う

ダラーツリー(Dollar Tree、1ドルショップ)には、お得で使える商品もあるので、近くに店舗があるのであれば、利用すると節約できます。 なお、最近全商品一律に$1.25に値上げされたので、厳密には「1ドルショップ」ではないです。

一方、近くにダラーツリーがない場合は、ガソリン代をかけて遠くまでわざわざいくのは、節約にはならないかもしれません。Coasting Catの場合は、ダラーツリーに行くときはもっぱら自転車です。

ケーブルテレビプランを解約する

ケーブルテレビとインターネットのパッケージプラン(TV bundle plan)を解約して、インターネットとストリーミングサービスに切り替えることで、節約できます。

ケーブルのプランが高すぎるので、ケーブルをやめる(cut the cord)アメリカ人が、続出しているのも無理もありません。

一年草より多年草

庭でガーデニングを楽しむには、一年草(annuals)より多年草(perennials)を選ぶと、お得です。多年草のほうが少し値段が高めですが、丈夫なタイプ(low maintenance)のものを選べば、以下のメリットがあります。

① いったん植えれば、毎年植え替える必要がない

② 多少、水やりを忘れても大丈夫

③ 冬場は根っこだけになりますが、春になればぐんぐん成長し、年を重ねるごとに大きくなっていく

たまった硬貨(コイン)は、コインスターでeギフトカード化する

じゃらじゃらとたまった硬貨は、現金に替えると手数料(11.9%)をとられますが、eギフトカード(レシートみたいな紙に印刷される)に替えれば、手数料無料です。なので、節約志向であれば、eギフトカード化一択です。

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