日本帰国後も維持できるアメリカの銀行口座を調べてみる

日本に本帰国してnon-resident alienとなったあとでも、維持できるアメリカの銀行口座について、調べたことをまとめています。

本記事は、調べるのに時間がかかるので、分かったことがあれば、適時更新します。

expatフレンドリーなアメリカの銀行口座

いろいろな英語ブログで、米国市民が米国非居住者となった場合でも、米国に郵便を受け取れる住所があれば、以下の口座は維持できると書いてあります。また、いろいろな日本語ブログでも、以下の口座の少なくともいくつかは日本帰国後も維持できると書いてあります。

Charles Schwab、Wells Fargo、Citibank CitiGold、Chase、Bank of America、Capital One

しかし、ざっと各オフィシャルサイトを見てみた感じでは、「米国に住所が必要」と書いてあることはあっても、「米国非居住者でも口座維持できる」「米国非居住者は口座維持できない」とは明記されていません。

試しに、「アメリカ居住中に口座をつくり、non-resident alienとなってもその口座を維持できるか?」を、SchwabとWells Fargoに有人チャットで聞いてみたら、いずれも答えはNoでした。このように、正面から質問すると答えはNoになってしまいます。担当者によって答えが変わる可能性もあり。

実際には、非居住者となってもこれらの口座を維持している「米国市民」や「駐在を終えて日本帰国したnon-resident alien」の人がいるということは、非居住者でも米国で郵便を受け取れる住所があれば、実質的には問題としない、という運用なのかな、思います。

今後運用が変わってくるかもしれないので、以下は、現時点で調べた内容です。

Charles SchwabのInvestor Checking Account

有人チャット回答:Schwabのどのアカウントも、利用できるのはU.S. citizens or U.S. resident aliensに限られる。

Wells FargoのEveryday Checking account

有人チャット回答:自分の名前でU.S. residential addressがある場合のみ、口座を維持できる。家族がU.S.に住んでいても、自分がU.S.に住んでいないとダメ。

CitibankのCitigold Interest Checking account

$200k残高があるとゴールド。

ChatGPT回答:非居住者である場合、家族や友人のU.S. addressがあり郵便物を受け取れる必要あり。

Chase BankのChase Total Checking account

ChatGPT回答:非居住者である場合、家族や友人のU.S. addressがあり郵便物を受け取れる必要あり。

Bank of AmericaのAdvantage SafeBalance Banking checking account

ある英語ブログによれば、アメリカのメガバンク (Bank of America, Wells Fargo, Chase, Citi) はどれも、郵便物を受け取れる住所があれば、非居住者でも口座維持できる、との説明あり。

ただ、これは米国市民が米国非居住者となった場合を想定して書いていると思われ、non-resident alienが当てはまるかどうかは分かりません。

Capital One 360のchecking account

Account Disclosure に”You must be a US citizen or permanent resident with a valid Social Security number”と記載あり。

ということは、non-resident alienとなったら口座維持は無理ですね。

Marcus

口座開設のステップでU.S. person(米国市民又はresident alien)であることをチェックするボックスがある。

non-resident alienは口座開設できないということ。

Amex Savings

New Account Formに"I am a U.S. citizen or other U.S. person. (For Federal tax purposes, you are considered a U.S. person if you are an individual who is a U.S. citizen or U.S. resident alien.)"と記載あり。

non-resident alienは口座開設できないということ。

オンラインバンクではnon-resident alienは口座開設はできないとしても、口座維持はできる可能性もありますが、口コミ情報を見ても口座維持も無理っぽいです。

WISE checking account

ChatGPT回答:WISEは日本に住所が変わっても利用可能。

本帰国後も、アメリカの住所で登録したまま利用継続して問題ないか、確認要。日本の住所に変更してもWISEの利用はできそうだけど、できれば家族が住んでいるアメリカの住所のままで利用したい。

Pentagon Federal Credit Union

サイトに、NON-RESIDENT ALIEN MEMBERSHIP APPLICATION SUPPLEMENTなどのフォームあり。

non-resident alienでも口座開設・維持できるようです。PenFedはNCUAで預金保護あり。

Alliant Credit Union

サイトのFAQには、Note for non-US residents: You can become a member of Alliant if you live outside the United States, but only if you have either (1) a Social Security number or (2) an unexpired ITIN. と記載あり。

non-resident alienでもSSNがある限り口座を開設・維持できるようです。AlliantはNCUAで預金保護あり。

U.S. Bankのchecking account

MUFG Union Bankは、日本からでも(非居住者でも)口座開設できるアメリカの銀行として知られていました。しかし、2022年12月にU.S. Bankの傘下となりました。2023年11月現在、MUFG三菱UFJ銀行)のサイトでは、「海外口座ご紹介サービス」として、「三菱UFJ銀行にお取引がある満18歳以上の日本居住の個人で、米国ビザを取得し、原則90日以内に米国に居住予定のお客さま(米国籍の方はビザ不要)」を対象に、米国のU.S. Bankグローバル・トランジション・ソリューションズの預金口座開設を取り次ぐ、と記載されています。

一方、U.S. Bankのサイトには、You can apply online for a checking account if you’re 18 years or older and a legal U.S. resident. と書いてあるので、non-resident alienとなったら口座維持はできなそうですね。

Central Pacific Bank

セントラルパシフィックバンクというハワイの銀行が、日本からでも口座開設できるようです。サイトも日本語ページが充実。

日本からでも口座開設できるということは、アメリカ在住時に開設して日本帰国後も、口座を維持できそうです。

 

 

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