銀行口座開設ボーナス・入金ボーナス|アメリカで財テク

銀行名が比較的知られていて、かつ「direct depositの設定が不要」な口座開設ボーナス・入金ボーナスをゲットする財テクについて書いています。

Coasting Catは、「direct depositの設定が不要」な口座開設ボーナス・入金ボーナスをゲットする財テクをやっています。この財テクでゲットしたボーナス(合計額)は、2022年が$750、2023年が$1,600、2024年が今のところ$525です。

Direct depositを頑張ってやったり、ビジネスアカウントを作ったり、ということまではしてなくて、銀行ボーナス活動はゆるくやっています。その割には上出来な成果と思ってます。

これまでいろいろ銀行ボーナス活動をしてきた実感としては、「ちゃんとボーナスがもらえる条件を読んでやれば、確実にボーナスが入金されている」ということです。

「口座開設ボーナス」は、例えば「新規にsavings口座開設」が条件になっていたら、一度savings口座を作った銀行ではこの財テクはできません。

一方、「入金ボーナス」であれば、そのような条件はないので、(お金がある限り)いくらでも活動できます。イメージとしては、A銀行で入金ボーナスオファーが出たらそこへ入金し、またしばらくして、今度はB銀行で入金ボーナスオファーが出たらそこへ入金する、という感じです。

なので、入金ボーナスオファーが出たときに財テクできるように、ある程度の金額はsavingsに入れています。現在はsavingsの利率もよいですし。

口座開設ボーナスをもらう財テク

「銀行の口座開設ボーナス目当てに口座を開設して、ボーナスをもらったらクローズする」ことは、アメリカではbank churningと呼ばれ、立派な財テクの一分野となっています。

Bank churningとは? Churningとは、アイスクリーム等を作るときに「かき混ぜる」という意味ですが、銀行口座開設の文脈で使われるときは、「口座開設ボーナスをもらって解約、を繰り返す」という意味です。悪いことをしているわけではないけど、ちょっと品がない行為ではあります。同様のことをクレカでやるのをcredit card churningといいます。

口座開設ボーナスをもらう財テクのメリット

① クレカのような「最初の3ヶ月で$1,000使うこと」というような要件がないので、口座開設して一定額入金したら、ほったらかしでOK(定期預金のような感覚で使える)。

② Chase 5/24 ruleといった制限がなく、一定期間に作れる口座の数に限度がない。クレジットスコアに関係なく口座開設できるし、口座開設すること自体はクレジットスコアにあまり影響しない。*

*Nerdwalletの説明によれば、口座を開設すると、ほとんどの銀行ではsoft pullと呼ばれるクレジットチェックをし、soft pullはクレジットスコアに影響しません。しかし、一部の銀行ではhard pullをし、クレジットスコアは若干下がります。とはいえ、銀行口座開設だけでクレジットスコアが大きく下がることはありません。少なくとも、1年に数件程度の口座開設では、影響はほとんどないようです。

③ 一定金額を入れておけば、口座維持費はかからない。

口座開設ボーナスをもらう財テクのデメリット

銀行の口座開設ボーナスは、ほとんどの場合、direct depositの設定(給料の振込先とする)が要件なのがネックです。なぜなら、すでにメインで使っている銀行口座はあるので、わざわざdirect deposit先を新規口座にするのは面倒だからです。

ボーナス目当てで銀行口座開設する財テクでは、このdirect depositの要件がネックとなりがちです。

そこで、Coasting Catは、direct depositの設定が不要な口座開設ボーナスにフォーカスしてます。

なお、銀行によっては自分の別銀行口座から送金設定をするなどして、direct depositの要件を満たすことができる場合があるようです。ですが、少額の口座開設ボーナスをももらう財テクのためだけにそこまでするのは面倒と個人的に考えています。

豆知識①

アメリカで、各銀行が大判ぶるまいの口座開設ボーナスのオファーを出しているのは、いったん口座を開設するとそのままその銀行を使い続けるカスタマー(sticky customer)が一定数いることが統計的に知られているからです。逆に言えば、大半のカスタマーが口座開設ボーナスをもらったら口座をクローズすることも知られていて、そのこと自体は問題ないし、ペナルティもないです。ですので、口座開設ボーナスをもらったら迷うことなくクローズしてよい、と考えます。

豆知識②

口座開設ボーナスをもらった場合、1~2月に銀行から1099-INTが送られてくるので、タックスリターン時に収入として記入することになります(利息と同じ扱い)。

現在出ているオファー(個人的に気になるものだけ)

Barclaysのsavings口座開設+入金ボーナス

① いままでBarclaysでsavings, CDを作ったことがない人が対象。

② 2024年5月3日までに、savingsを作り、その30日以内に$25,000以上を入金する。その残高を120日維持すると、約60日以内にボーナス$200が入金される。

約6ヶ月で$200/$25,000=0.8% の利息。Savingsの利率は現在4.35%なので、合わせれば、年換算の有効利率は0.8 x 2 + 4.35 = 5.95%の利息。

https://www.banking.barclaysus.com/online-savings.html

追記:Coasting Catは、今回こちらのオファーは見送ることにしました。というのは、シンプルに流動性のある現金が$25,000もないから。いずれにしても、Barclaysの使い勝手がイマイチっぽいんですよね。こちらのオファーは5月3日が過ぎたら本記事から削除します。

終了済オファー(備忘録)

Coasting Catはここに書いてあるものは、全部やりました。

PenFedのsavings口座開設+入金ボーナス

① 電子メールでオファーを受けた人だけが対象のexclusive Bonus Offer。

② 新規にPenFed Premium Online Savings account を、11/15/23 ~ 12/30/23 の間に開設し、12/30/23までに入金し、4/30/24まで維持。

③ ボーナスは、$10,000ごとに$150、最大で$750($50,000入金の場合)。要件を満たしてから、60日程度入金まで時間がかかる。

約6ヶ月で$750/$50,000=1.5% の利息。Premium Online Savingsの利率は現在3%なので、合わせれば、6ヶ月で1.5%+1.5%=3%の利息(年換算の有効利率は6%)。

Wells Fargoのsavings口座開設ボーナス

① 2024年1月9日までに、支店へ出向き、新規にWells FargoでWay2Save® Savings accountを作り、開設時$25以上デポジットする。その際、オファーコードを提示すること。オファーコードは、WFサイトに自分のメールアドレスを入れて取得。

② Day 30(口座開設日から30日)までに$25,000以上を入金し、Day 90(口座開設日から90日)まで維持する。

③ 上記要件を満たして30日以内に、ボーナス$525が入金される。ボーナス入金時に$25,000以上が維持されていること。

約4カ月で$525/$25,000 = 2.1%のリターンなので、年換算の有効利率は2.1×12/4=約6.3%。

追記:2023/12/13 (Day 1) に開設・入金し、2024/3/20 (Day 90の1週間後)にボーナス$525入金されました。

Discover Bankのsavings口座開設ボーナス

① いままでDiscover Bankでonline savings accountを開設したことがない人が対象。

② 申込時にオファーコードを入力し、口座開設日から30日以内に$15,000以上(又は$25,000以上)を入金すると、ボーナス$150(又は$200)がもらえる。

③ オファーは2023年6月15日, 11:59 PM ETまで有効。

④ ボーナス入金時点で口座がクローズされていないこと。

口座開設ボーナス自体は、$150/$15,000 = 1%(又は$200/$25,000 = 0.8%)のリターンですが、一定期間残高維持の要件がないので、よいディール(プラスsavingsは高利率)。

Capital Oneのsavings口座開設ボーナス

① 2023年5月10日までに、新規にCapital One 360 Performance Savings accountを作り、その際オファーコードSPRING23を入力すること。

② 口座開設日から15日以内に$10,000以上(又は$50,000以上、$100,000以上)を入金すると、ボーナス$100(又は$500, $1,000)がもらえる。

③ 口座開設日から15日経過後、さらに90日間残高を維持すること。ボーナスはその後60日以内にもらえる。

約5カ月で$100/$10,000 = 1%のリターンなので、年換算の有効利率は1×12/5=2.4%(プラスsavingsは高利率)。

Chase Bankの口座開設ボーナス(targeted offer)

こちらはDMで送られてきたオファーで、オンライン上で出ているオファーと内容が異なるので、targeted offerのようです。

① 2023年4月19日までにChase savings accountを新規に作り、30日以内に$15,000を入金し、90日間はそれを維持すること。Direct depositの設定不要。

② 90日経ってから15日以内にボーナス$200が入金される。

③ 口座開設後6ヶ月以内に口座解約すると、ボーナスは没収される。

④ 毎日$300ないと口座維持費がかかる。

6ヶ月残高維持して$200/$15,000=1.3%のリターンなので、年換算の有効利率は2.6%。

Marcusの入金ボーナス

① 2023年2月15日までにキャンペーン登録し、10日以内に$10,000をOnline Savings Accountに入金すること。Marcusに既に口座を持っている場合、新規に口座を作る場合、のどちらでもよい。

② 入金可能期間が過ぎて90日間はそのまま維持すること。

③ 上記を満たすと、入金ボーナス$100がもらえる。

約3ヶ月で$100/$10,000 = 1%のリターンなので、年換算の有効利率は4%(プラスsavingsは高利率)。

Ally Bankの入金ボーナス

① すでにAllyに口座がある場合は、2022年10月21日までにキャンペーン登録すること。その際、登録済メールアドレスを使ってキャンペーン登録すること。詳細はDirect emailを確認要。

② Allyの口座を新規に作る場合、10月21日までにSavings, Money Market, CDのいずれかの口座をつくり、その際、オファーコードgetpaidを使うこと。

③ 少なくとも$1,000を10月31日までに入金し、その金額を2023年1月15日まで維持すること。

④ Ally口座を2023年2月15日のボーナス入金まで維持すること。

⑤ 入金額の1%のボーナス。最大で、$500($50,000入金の場合)。

約4ヶ月残高維持して1%のリターンなので、年換算の有効利率は3%(プラスsavings, CDは高利率)。

M&T Bankのchecking口座開設ボーナス

① 2022年7月29日までにMyChoice Premium Checking accountを新規に開設し、$10,000入金し、3ヶ月は維持すること。ボーナスは$350。

② 口座開設後180日以内に解約すると、$50 early close-out feeがかかる。

③ 毎月平均$7,500ないと口座維持費がかかる。

6ヶ月残高維持して$350/$10,000=3.5%のリターンなので、年換算の有効利率は7%。

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